大分県・国東半島沖の姫島(同県姫島村)で姫島盆踊りが14日夜に開かれた。顔を白く塗ってひげを描き、白ずくめの衣装に身を包んだ子どもたちが伝統の「キツネ踊り」を披露。太鼓の音に合わせて軽やかに舞い、集まった観客が大きな拍手を送った。
姫島盆踊りは、鎌倉時代の念仏踊りが起源とされ、2012年に国の選択無形民俗文化財に指定された。「キツネ踊り」のほか、男女一組で踊る「アヤ踊り」や、浴衣姿で編みがさをかぶった女性たちが踊る「猿丸太夫」なども披露された。
姫島は周囲約17キロで面積は約7平方キロ、人口は約1700人。