お盆休みを帰省や旅行先で過ごした人たちのUターンラッシュが16日からピークとなり、新幹線や空の便、高速道路が混み合った。大雨災害に見舞われた九州の駅も、多くの利用客で混雑。海外からの帰国も相次いだ。
東京駅には朝の列車からUターン客が続々到着した。東海道新幹線を降りた東京都杉並区の大学1年生芳賀一騎さん(19)は、大阪・関西万博会場内で開かれた高校対抗eスポーツ大会に出場した後輩の応援に友人と行ってきた。「試合が白熱し長引いたので、急きょ延泊し朝イチで帰ってきた。後輩の優勝を見届け、良い思い出」と笑顔。「万博も新幹線もとても混雑していたけど、帰りの席が取れてよかった」と話した。
各交通機関がまとめた事前の予約状況や予測によると、上りや帰国便は16日から17日にかけて、激しい混雑になる。今回のお盆休みは、九州の大雨災害の影響で、新幹線で長時間の運転見合わせが発生した。