全国高校野球選手権大会で、熱中症対策として白色の帽子を着用して試合に臨んでいる県岐阜商の選手たち=15日午後、兵庫県西宮市、甲子園球場(撮影・坂井萌香)

 兵庫県西宮市の甲子園球場で開催中の全国高校野球選手権大会は、17日に3回戦を終えてベスト8が出そろった。酷暑の中、各校の初戦では緊張の影響もあってか、けいれんなどの症状で交代する選手が見られた。2戦目以降は目立たなくなり、重症者は出ていない。最も暑い時間の試合を避けた朝夕2部制が拡大されるなど運営側の対策に加え、県岐阜商など出場校も懸命に工夫を重ねて臨んだ。

 準々決勝に進んだ県岐阜商は、全身白色の装いでの戦いが続く。岐阜大会で着用していたロイヤルブルーの帽子を甲子園では一新。太陽光を反射し、少しでも暑さを軽減できるよう、白地に青色で「G」の文字が記された帽子に変更した。主軸の坂口路歩(ろあ)選手は「少し涼しいかも」と話していた。

 大会最多41度出場の北海(南北海道)は...