石破茂首相は22日、アフリカ開発会議(TICAD)で来日した各国首脳らとの「マラソン会談」を終えた。20日からの3日間で、アフリカ諸国首脳や国際機関代表らとの個別会談は計34人に上った。食料安全保障やインフラ整備などの支援を表明し、新興・途上国「グローバルサウス」との関係強化を図った。
22日は5人の首脳と会談した。エジプトのマドブリ首相には、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、エジプトによる停戦仲介の努力に謝意を示し、支持する考えを伝えた。
石破首相は22日の閉幕に伴う共同記者会見で、「それぞれのニーズを知り、互いに学び、今後のさらなる関係強化の道筋を見いだすことができた」と強調した。