農林水産省は22日、全国の小売店で11〜17日に販売されたコメ5キロの平均価格が前週に比べ71円高い3579円だったと発表した。2週ぶりに値上がりに転じ、7週ぶりの高値を付けた。政府備蓄米による価格抑制効果が薄れたほか、一部地域で新米が出回り始めたことも影響した可能性がある。
小泉進次郎農相は22日、記者団に「引き続き踊り場の状況が続いている」との認識を示した。
小泉氏は20日、随意契約の備蓄米に関し、8月末までとしていた販売期限を延長すると発表した。高値が続く銘柄米に加え、割安な備蓄米も当面は店頭に並ぶことになる。