取材に応じる、日本陸連の田崎博道専務理事=22日、東京都新宿区

 日本陸連は22日、近年の酷暑から開催時期移行を選択肢の一つとしている全国高校総体について、6月開催案を軸に検討を進めると明らかにした。1月に全国高体連に開催時期の見直しを申し出たが、今月19日に開催地が既に決定している2028年大会までは変更困難との回答があったことも明かし、今後は6月案を提示して再考を促す。

 今年7月の広島市での大会は、開幕直前に高気温が予想される時間帯を避ける日程とし、実施方式も大幅に変更。選手や運営側の負担が大きかったとし、7、8月を避ける策が必要だと訴えた。