海外から帰国した旅行客らが行き交う成田空港の到着ロビー=16日

 東京出入国在留管理局は25日、お盆期間(8〜17日)の成田、羽田両空港の出入国者数を発表した。総数は、成田が99万1430人で前年比12・1%増、羽田が67万5180人で11・3%増だった。インバウンド(訪日客)だけでなく日本人の伸びが目立ち、円安や外国の物価高が続く中でも、海外旅行の需要が回復していることを裏付ける結果となった。

 成田の出入国者は、日本人が16・5%増の40万9500人、外国人が9・3%増の58万1930人。渡航先は韓国が最多で中国、米国と続いた。

 羽田は日本人が前年比11・4%増の34万9440人、外国人が11・1%増の32万5740人で、渡航先は米国、中国、韓国の順となった。

 混雑のピークは、両空港とも出国が9日、入国が17日だった。