らいちょうが乗ったロケットの打ち上げを見守る参加者たち=岐阜市柳戸、OKB岐阜大学プラザ
「らいちょう」と同型の実験用機体

 岐阜県と岐阜大、県内工業高校などが2022年から開発を進める小型人工衛星「らいちょう」の初の打ち上げが24日(日本時間)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターで行われ、成功した。今回は米スペースX社のロケットで打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に運んだ後、9月下旬に宇宙空間に放出し、学生用の演習で利用される見込み。岐阜市柳戸のOKB岐阜大学プラザでは同日、応援イベントが開かれ、関係者が宇宙に飛び立つ瞬間を見守った。

 宇宙時代に活躍する人材を育てようと、県と岐阜大が主導する「ぎふハイスクールサット(GHS)プロジェクト」として開発。これまでに岐阜工業、大垣工業、岐南工業、可児工業の4高が...