松本尚外務政務官は28日、臨時の記者会見を開き、国際協力機構(JICA)が国内4市をアフリカ諸国のホームタウンに認定したのを受け「移民が増える」との誤った情報が交流サイト(SNS)などで拡散したことに関し、陳謝した。「(政府の)対応が遅くなってしまったことは否めない。反省している」と述べた。
JICAは21日、アフリカ開発会議に合わせてホームタウンの認定を発表。ナイジェリア政府が「日本が特別なビザ(査証)を創設する」との声明を出したことなどを機に誤情報が広がり、自治体に抗議や不安を訴える電話やメールが殺到した。
日本外務省が誤情報を打ち消したのは25日深夜になってからだった。