気象庁は3日、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県と東京都で、3日夕から夜にかけて線状降水帯発生の恐れがあると発表した。関東甲信などで非常に激しい雨の恐れがあり、東日本では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への厳重な警戒が必要だ。北陸ではこれまでの大雨で、災害の危険度が高まっている所がある。
気象庁によると、前線が日本海西部から北日本に延び、北海道付近の前線上の低気圧が東に進んだ。低気圧は3日朝には日本の東へ進み、前線は4日にかけて本州付近を南下する見通し。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本から西日本は3日、大気の状態が非常に不安定となる。