拉致被害者の早期救出を願って署名活動する曽我ひとみさん(左)=5日午前、新潟県佐渡市

 2002年に北朝鮮から帰国した拉致被害者の曽我ひとみさん(66)が5日、共に拉致された母ミヨシさん=失踪当時(46)=らの早期帰国を願い、新潟県佐渡市で署名活動した。自民党の高市早苗新総裁に対しては「家族も被害者も高齢化しており、本当に時間がない。すぐにでも交渉の場をつくって」と訴えた。

 5日は横田めぐみさん=失踪当時(13)=の61歳の誕生日。北朝鮮で一時一緒に暮らした曽我さんは、取材に「いつもよりもっとめぐみさんのことを思いながら署名活動をしたい」と話した。めぐみさんの母早紀江さん(89)についても「元気で帰りを諦めずに待っていてほしい」と思いやった。