南極大陸で採取された氷を観察する生徒たち=大垣市三塚町、東中学校

 実際に南極大陸で採取された氷の観察を通して、南極について学ぶ授業が15日、岐阜県大垣市三塚町の東中学校で行われた。国立極地研究所(東京)の協力による学習活動で、3年の生徒たちが小さく砕かれた氷に触ったり、色を観察したりして、極地の自然環境について理解を深めた。

 環境問題の観点から南極を学び、持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ活動の一環。来月には昭和基地と同校をオンラインで結び、第63次観測隊の一員で同市出身の溝口玄真さんが話す「南極教室」が開かれる。氷の観察は、同教室に向けて理解を深めることなどを目的に行われた。

 研究所から届けられた氷は透明のカップに入れられ、生徒たちが特徴を観察した。カップを耳に近づけ、氷が解けて気泡がはじける音を聞いたり、表面を触ったり、驚きの声を上げながら氷を観察していた。

 生徒たちは氷の特徴を出し合い、南極についての質問をまとめた。寄せられた質問は溝口さんに送られるという。生徒(14)は「気泡がはじける音がはっきり聞こえて面白かった。南極ではどんな生活を送っているのか知りたい」と話していた。