東日本大震災から15年、地震発生時刻に合わせて黙とうする人たち=11日午後2時46分、仙台市若林区荒浜地区

 2万2千人以上の犠牲者が出た2011年の東日本大震災は11日、発生から15年となった。岩手、宮城、福島3県の被災地では遺族らが亡き人に手を合わせ、戦後最大の自然災害の教訓を継承するとの思いを新たにした。インフラはほぼ整備された一方、まちづくりの遅れや人口減など課題は残る。福島では東京電力福島第1原発事故で約2万3千人が県内外に今も避難、廃炉完了は見通せない。心のケアなど国の支援が区切りを迎える事業もあり、被災地復興は岐路に立つ。

 地震発生時刻の午後2時46分、3県の海沿いなどではサイレンが鳴り、訪れた人たちがそれぞれ犠牲者に思いをはせた。

 津波で行方不明となり、23年に見つかった骨片から昨年身元が判明した岩手県山田町の山根捺星さん=当時(6)=の両親と兄は、発見場所に近い宮城県気仙沼市の海岸で捺星さんを悼んだ。母千弓さん(49)は骨つぼを胸に「よくここにたどり着いた、頑張ったねと思う。今までは離れ離れの3月11日だったけど、これからは一緒に迎えられる」と話した。