麻疹ウイルスの電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)

 国立健康危機管理研究機構は21日、全国の医療機関から6〜12日に報告された、はしかの患者数(速報値)が56人で、1月からの累計が299人になったと発表した。昨年1年間の累計患者数265人(暫定値)を3カ月余りで超えた。過去10年の最多は2019年の744人で、2番目の多さとなっている。

 日本は15年に世界保健機関(WHO)から、土着するウイルスによる感染が確認されない「排除状態」に認定された。だが海外からの帰国者や訪日客によりウイルスが持ち込まれ、周囲に感染が広がるケースが相次いでいる。

 はしかの原因の「麻疹ウイルス」は感染力が非常に高く、同じ部屋にいるだけで空気感染する。