水車を作った今井弘さん=下呂市森、下呂温泉合掌村

 大型連休中、多くの観光客でにぎわう岐阜県下呂市森の下呂温泉合掌村に、真新しい水車が設置された。同市萩原町古関の弘栄工務店が寄贈したもので、創業者の今井弘会長(85)が作った。

 合掌村の合掌茶屋近くの池には、風景を整えるための水車が以前から設置されていた。市によると、この水車が老朽化し、約3年前には羽根板から水が漏れ、車軸も摩耗して回転しにくくなっていた。補修をしたものの、2年前には動かなくなった。今年3月、市側から今井さんに修繕について相談したところ同社が寄贈を申し出た。

 水車の大きさは直径約180センチ。大半がヒノキで、軸部分にケヤキを使った。長年大工として住宅建築に携わってきた今井さんだが、水車を手がけたのは初めて。大工としては一線を退いているが、約1カ月かけ「見よう見まねで作った」という。「観光地には見どころが多くあった方がいい。観光客に楽しんでもらいたい」と話す。

 市から同社へ感謝状が贈られ、山内登市長が今井さんに感謝状を手渡した。