【ヤンゴン、バンコク共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は12日、タイの首都バンコクで非公式の外相会議を開いた。ミャンマー親軍政権のティンマウンスウェ外相が2021年の軍事クーデター後、初めて対面で出席した。首脳や閣僚の主要な会議からの締め出しが続いていた。地域の安定を優先したいASEANが圧力から関与へと政策を転換した形だ。

 招待はかねて対話に前向きだったタイのシーハサック副首相兼外相が主導した。各国はASEANがミャンマーに求めている暴力の即時停止を含む「5項目の合意」の履行やミャンマーのASEAN本格復帰などについて協議する見通しだ。

 タイ外交筋によると、カンボジアは欠席し、マレーシアは高官を派遣するにとどめた。ティンマウンスウェ氏は、今年4月に誕生した親軍政権の正統性を主張し、国内の内戦を巡る状況などを説明するとみられる。

 クーデター後の21年4月、ASEANはミャンマー軍事政権も参加した臨時首脳会議を開き、暴力の即時停止など「5項目の合意」履行で一致した。