
全身使った動きに挑戦だ! サンビレッジ国際医療福祉専門学校が「からだの使い方教室」
箸を使う、洗濯物を干すなど、生活する上で行うさまざまな動作が、病気やけがによって満足にできなくなってしまった人に向けたリハビリメニューを考えているのが作業療法士です。「高齢者や障がいのある人と接する仕事」というイメージを持たれがちですが、最近では子どもの発達フィールドにおいても存在感が増しています。教育現場において、担任教諭とも協力しながら一人一人の認知特性に合わせた学習方法を考えたり、走る、にぎる、飛ぶなどの運動面でも専門家としての視点を交えてアドバイスしたりといった事例が増えています。
作業療法士と介護福祉士、言語聴覚士の育成を行うサンビレッジ国際医療福祉専門学校(通称サンビ校・揖斐郡池田町)では「外遊びの機会が減っている昨今、体を上手に使えていない子どもが増えていることから、専門家としての知識を地域に向けて広く還元したい」と、サンビ校の体育館で「こども向け からだの使い方教室」を2年前から開いています。小学校高学年児童を対象にこれまでに3回行い、本年度は冬の開催を目指して準備を進めています。
教室は、リハビリでも取り入れられているトレーニングを子ども向けにアレンジすることで、楽しみながら全身を目いっぱい使ってもらうのが狙い。言うまでもなく、特定の競技のレベルアップを目指した運動教室ではありません。これまでの教室で子どもたちは、股関節を鍛えるための雑巾がけや、足の指の動きを感じながらの角材の上での横歩き、ひざ立ちの状態からのタオルくぐりなど、普段なかなかしない動きをサンビ校の教員や学生のサポートを受けながら挑戦しました。子どもの顔の左右にボールを出し、見てもらうことで周辺視野を広げるトレーニングもありました。普段の生活の参考にしてもらおうと、保護者同伴の上で行いました。
作業療法士で総学科長の廣瀬さんは「スマートフォンの登場や生活様式の西洋化により、以前よりも体を動かさなくなった一面があります。作業療法士にはそれをサポートできる専門性があります。地域の専門学校という、家でも学校でもない第三の場所で、子どもたちには安心してさまざまな経験をしていただけたら」と話しています。
忍者になりきり楽しく体づくり 8月1日にモレラ岐阜で親子向けイベント
サンビレッジ国際医療福祉専門学校では、子どもの発達支援活動の一環で「親子で実感!いつもの遊びが学びに変わる?からだと言葉の専門家監修 わくわく忍者ランド」を毎年開催しています。今年は8月1日午前11時から午後3時まで、本巣市三橋のモレラ岐阜にある岐阜新聞メディアばこで行います。参加無料で事前予約不要。0歳児から参加可能。
忍者ランドは、四つんばいになって網をくぐり、網の中の絵を探す「水とんの術」、少し高い目標に向かってジャンプする「技磨きジャンプ」、言語聴覚士の領域として目をつむった状態でお菓子を食べてお菓子の形状を当てるクイズなどの「修行ミッション」に取り組むことで、楽しみながら体の動かし方を学んでもらえるイベントです。サンビ校の担当者は「運動神経などで悩んでいる方に向け、専門職の目線からアドバイスすることもできます。買い物ついでに気軽にお立ち寄りください」と話しています。
わくわく忍者ランドの詳細はこちらから
https://sunvi-college.jp/cms/event/142.html









