戦禍が続くウクライナの著名映像作家が9月中旬、能登半島地震と奥能登豪雨で被災した石川県珠洲市を訪問する。被災状況や復興の様子を視察する他、作品の上映会や意見交換を通して災害や戦争で日常生活を奪われた人々にとっての芸術の役割を考える。創作にもつなげたいという。
来日するのは西部リビウを拠点に活動するダナ・カベリナさん(31)。ロシアが2022年2月の侵攻直後に占領した南部ザポリージャ州メリトポリ出身だ。戦争や暴力による人間のトラウマや悲劇の歴史を映像で表現し、米ニューヨーク近代美術館で作品が展示・収蔵されるなど国内外で高く評価されている。
カベリナさんは「戦争が続く中、私にとって当たり前だった風景は空っぽになってしまった」として「被災地で文化や人々の暮らしがどのように再生されていくのかを学びたい」としている。
カベリナさんは、早稲田大の鴻野わか菜教授の招待で初来日。9月14〜19日に市内に滞在し被災したオブジェなどを見て回る。(共同)






