【イスタンブール共同】パレスチナのイスラム組織ハマス政治部門の幹部ガジ・ハマド氏は27日、自治区ガザの和平計画が停滞する現状について、10月に総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ首相が「選挙の道具として利用している」と批判した。トルコ・イスタンブールで記者会見後、共同通信の単独取材に応じた。
和平計画の最大争点の一つ、ハマスの武装解除実施には「ガザへの攻撃停止を確認する必要がある」として、国際部隊の展開やイスラエル軍の撤収が条件だと主張した。米イスラエルのイラン攻撃については「イスラエルが世界経済を疲弊させる戦争に米国を駆り立てた」と糾弾した。
和平実現に向け、トランプ米政権が主導する暫定統治機関「平和評議会」が7月末に示した工程表は、ハマスの武装解除に合わせイスラエル軍が段階的に撤収することが柱。ハマスは合意したが、ネタニヤフ氏はハマスの完全武装解除まで撤収しないと反対し、協議が難航している。
総選挙で苦戦が伝えられるネタニヤフ氏は、国民や連立を組む極右政党に強硬姿勢をアピールしているとみられる。






