キッチンカーで販売している揚げたてが楽しめる天丼とスイーツ類=池田町青柳、白喜屋

 1971年創業の岐阜県池田町青柳の和食店「白喜屋」が、コロナ禍を乗り越えようとランチタイムに始めたキッチンカーが好評だ。店舗のお客はお年寄りがやや多いが、キッチンカーは30~40代が中心となるため、揚げたての天ぷらをのせた天丼や写真映えを意識したスイーツ類など、メニューに工夫を凝らして販売。整理券を配布して販売するほどの盛況ぶりで、2代目店主の河本武弥さん(50)は「うれしい悲鳴です」と笑顔をみせる。

 キッチンカー導入は昨年冬。鶏肉や野菜の天丼を新たに開発し、価格もワンコインの500円とした。味にもこだわり、持ち帰り先で食べても食感が持続するよう調理法も工夫。追加料金でえび天やごはんにオムレツがのる楽しみも添えた。大垣市役所や大垣市加賀野のソフトピアジャパンなどに週2回ほど出店しているが、天丼はほぼ毎回完売する人気ぶりだという。

 スイーツ類の販売は和食店の白喜屋にとって初挑戦だったが、「インスタ映え」を意識し人気に。牛乳と生クリーム、タピオカで餅のように仕立て、あんことフルーツを容器に入れた「フルーツ大福缶」(400円)が評判を呼び、1日に100個を売る日もあった。

 夏場を前にメニューの改良を予定するなど、新商品の開発や販路の開拓が、店に活気をもたらしている。河本さんは「いろんなことをやっていきたい。おなかを満たすだけではなく、楽しい食事を提供したい」と意欲を語る。