奈良県は23日、奈良市の興福寺と東大寺の境内などで8月下旬〜今月上旬、体の一部が欠損した子鹿の死骸が計4体見つかったと発表した。専門機関に照会した結果、他の野生動物に食べられた可能性は低いとの回答があった。人が危害を加えた可能性があるとして、県警に情報提供した。
山下真知事は記者会見し「事件性があると断定できる情報はないが、非常に不自然な印象がある」と述べ、目撃情報の収集や注意喚起に努めるとした。
奈良のシカは文化財保護法に基づき天然記念物に指定されており、危害を加えて死なせるなどした場合、罰則が科される可能性がある。
県によると、8月21日と今月1日に興福寺北参道などで、8月27日と9月17日に東大寺大仏殿の付近で死骸が見つかった。いずれも生後1カ月未満とみられる。
県や寺などはパトロールを強化した。









