三重県名張市で1961年、5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件で獄中死した奥西勝元死刑囚=死亡時(89)=の第11次再審請求で、名古屋高裁が、現場で見つかったぶどう酒の瓶口に巻かれていた「封かん紙」の実物を使い、付着していたのり成分の鑑定実施を決めたことが23日、関係者への取材で分かった。
確定判決などは「元死刑囚が毒を混入した際に封かん紙が破れた」と認定。封かん紙が見つかった公民館の部屋で毒物が混入され、1人になる時間があった元死刑囚以外に犯行の機会はなかったとしている。弁護側は真犯人が現場以外で開栓し、毒物を混入後、再度のり付けして紙を貼り直したと主張している。









