時事通信社=東京都中央区

 時事通信社は5日、編集局映像センター写真部に所属する20代男性社員が、プロ野球4球団の春季キャンプを取材した際に練習球を無断で拾って持ち帰り、フリーマーケットサイトで売却していたと発表した。男性社員は「自分の金にしたかった」と説明し事実関係を認めており、同社は就業規則に基づき今後厳正に対処するとしている。

 同社によると、男性社員は大阪支社所属だった2月、沖縄県で行われた阪神、ヤクルト、DeNA、楽天のキャンプをそれぞれ取材。各球団の許可を得ずに球場で練習球を拾い集め、持ち帰った。これらを1セット6個にしてフリマサイトで計9回出品し、計54個を計5万940円で売却した。取材時に報道陣に支給された帽子も出品し、売却していた。

 10月上旬に時事通信社に情報が寄せられて発覚。同社は各球団と日本野球機構(NPB)に事案を報告し、謝罪した。境克彦社長は「社員に対する報道倫理、法令順守教育を一層徹底し、再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。