岐阜三輪スマートインターチェンジ(中央やや下)に隣接する岐阜ファミリーパーク(中央やや右)。用地を拡張し、陸上競技場などの整備を検討している=2021年11月、岐阜市内(本社契約ヘリから)

 岐阜市が、市北東部の総合公園「岐阜ファミリーパーク」(同市北野北)に陸上競技場の整備を検討していることが25日、分かった。実現すれば、岐阜市営では唯一の陸上競技場となる。現在あるサッカー兼ラグビー場とテニスコートの拡張も検討しており、交通アクセスの良さも売りに、一帯を総合スポーツ公園にしたい考え。整備の候補地として、2017年度から西側に隣接する民有地の買収を進めており、本年度中に基本計画を策定する見通し。

 パークのすぐ南側では東海環状自動車道の岐阜三輪スマートインターチェンジ(IC)が20年に開通し、公園へのアクセスは向上した。市幹部は「総合スポーツ公園としてきちんと整備し、県内外から大会を誘致したい」と話している。

 基本計画は中学、高校の体育連盟をはじめ、陸上やアメリカンフットボールなど10以上の団体に意見を聞いてまとめる。買収する用地は6・3ヘクタールで、昨年度末までに約6割を取得した。事業規模と完成時期は未定という。

 現在、パーク内には他のスポーツ施設では野球場と体育館がある。陸上は市内に市営競技場がないことから、小中学生の市大会など地域の大会を市外で行うケースが多い。岐阜メモリアルセンターの競技場は県大会の開催時は使えず、整備を求める声が多かった。

 現在のパークの広さは58・2ヘクタール。野球場などスポーツ施設が集まる「スポレクゾーン」と、長大滑り台やゴーカートといったファミリー向けの遊具を備える「こどもゾーン」に分かれる。年間約50万人が利用しており、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中(4月29日~5月8日)は、昨年(4月29日~5月9日)と比較して、78・8%増の5万7548人が来場した。市関係者は「東海環状道を生かして近隣市町の人たちの利用も進めたい」と話している。