新商品を手にクラウドファンディングへの協力を呼びかける社員=飛騨市古川町、井之廣製菓舗

 味噌(みそ)煎餅で知られる岐阜県飛騨市古川町の菓子店「井之廣製菓舗」は16日から、新ブランド「INOHIRO SWEETS」のアピールと新商品開発の活力を得るためにクラウドファンディングでの支援を募る。

 同社は創業から114年にわたって味噌煎餅を作り続け、近年はコーヒー豆とチョコレートを混ぜて味噌煎餅に塗った菓子や味噌煎餅の表面を覆ったチョコレートの上にえごまや緑茶などを付けた菓子を作り、販売している。

 新ブランドは企業活動と商品が持続可能な社会づくりに貢献し、幅広い世代に浸透するようにと創出。「INOHIRO SWEETS」の商品は、新たに使うチョコレートを味噌煎餅に塗り、上に野草を付けた「野草グラノーラ入り味噌煎餅」。パッケージと箱も新たに作った。

 新ブランドの商品には、原料のカカオを作る海外の農家を支援する、「カカオ・トレース」と呼ばれる企画の対象農園で栽培されたカカオを使用したチョコレートを用いる。カカオ・トレースによるチョコレートを、これまでのチョコレートに混ぜて風味を加え、カカオの栽培農家を支えることで品質の安定化を図る。

 クラウドファンディングの応援購入の金額は2390円から50万円。返礼品は「野草グラノーラ入り味噌煎餅」の6個入りからで、同社と共に新商品を作る企業向けの共同事業が50万円となっている。クラウドファンディングサイト「Makuake」で7月10日まで募集している。