国際大会で準優勝し、次の五輪を目指し練習に励む大橋空奈さん=養老郡養老町、大橋さんの自宅

 岐阜県養老郡養老町立東部中学校1年の大橋空奈さん(12)が、オーストリアで3月に開かれたスノーボードの国際大会「ワールドルーキーファイナルズ」のハーフパイプ種目で準優勝した。「喜びより課題が残る」と悔しさを口にするが、現在は2026年にイタリアで開かれるミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指し、強みのジャンプの高さを生かした新しい技の習得に励んでいる。

 海外の公式戦は初出場。スノーボードが趣味の両親の影響で同校3年の兄虹介さん(14)と共に競技を始め、小学5年でプロ資格を取得し各地の大会に出場してきた。郡上市の高鷲スノーパークスキークラブに所属し、パークを拠点に五輪代表選手の育成などを手がける青木亮さんが代表を務める「グローバルスノーデザイン」で練習に励む。

 小学校低学年の頃は大会で最下位だったこともあったが、小学3年の時にプロを目指す人や大人と競うオープンクラスでの大会参加を決断して出場。決勝出場を1点差で逃した悔しさから一時練習を休んだが、再開すると高さのあるジャンプにも挑戦するようになり、実力を付けていったという。

 今回の大会では、「フロント720(横2回転)」を回転が多く失敗するなど持ち味を発揮できなかった。帰国後には、今年チャレンジすると決めていたという「フロント900(横2回転半)」や「フロント1080(横3回転)」に挑戦。「怖かったけれど新しい技ができるとうれしい。回りたい気持ちがあるから頑張っている」と手応えを語る。

 大会では、ロシアによる侵攻が続くウクライナの平和を祈るセレモニーもあり、選手らが人文字でハートの形を作った。大橋さんは「大会で出会う海外の選手とは技が決まったときに喜び合ったり、遊んだりと仲がいい。早く戦争がなくなってほしい」と話した。