十六総合研究所がまとめた岐阜、愛知両県の企業の新入社員の意識調査によると、会社を選んだ時に最も重視したものを「仕事の内容」と答えた割合が、前年比1・3ポイント上昇の54・7%で、過去16年間で最も高かった。一方、「会社の将来性」が1・0ポイント低下の6・5%と過去16年間で最低水準となり、自らに軸足を置いて会社を選択する傾向が強まっていることが浮かび上がった。

 理想の上司像は「仕事をよく指導してくれる人」が1・6ポイント上昇の26・7%、「人間関係に配慮してくれる人」が2・7ポイント低下の14・9%、「包容力のある人」が0・7ポイント低下の14・7%など。これらの回答に共通する「気配り型」は64・8%で、「明確な理想・理念を持った人」に代表される「リーダーシップ型」の11・8%を上回った。

 将来希望する子どもの数は、「2人」が1・7ポイント低下の59・8%でトップ。一方、2番目に回答が多かったのが「ほしくない」で、5・6ポイント上昇の16・9%と過去16年間で最高水準となった。子どもを持つことへの不安(9個の選択肢から最大三つを選択する形式)では、「仕事を続けにくくなる」とした女性が31・5%に上ったのに対し、男性は5・4%。担当者は「この世代でも、男女間の性別役割分業意識の差が、まだ存在している」と指摘した。

 調査は4月、同社主催の新入社員セミナーを受講した両県の企業、事業所の新入社員を対象に実施。有効回答者数は415人。