選手宣誓を引き当てた帝京大可児の主将・安積

 7月9日に開幕する第104回全国高校野球選手権岐阜大会。開会式で選手宣誓を務めるのは帝京大可児の安積杏汰。希望した33チームの主将からくじ引きで大役が決まった。「自分がやらなきゃなと思った」と引き当てた瞬間、気持ちを引き締め「この夏の大会にふさわしい宣誓をしたい」と意気込んだ。

 現3年生は、高校入学時から新型コロナウイルスに見舞われ、練習や試合でさまざまな制約を受けてきた。「コロナの中であまり思うようにできなかった。最後に思い切ってやれる場がある。悔いのないように出し切りたい」と同学年の思いを代弁し、宣誓文に入れたいフレーズには「全力」を挙げた。

 チームは春に4強入りし、第1シードとして挑む。夏の過去最高は8強で、目指すは春夏通じて初の甲子園。「地に足をつけて一戦一戦大事に戦いたい」と力強く誓った。