今年最高を更新する猛暑日となった岐阜市内=1日午後2時15分、同市神田町
かき氷を作る女性=1日午前11時34分、岐阜市伊奈波通、福丸
首に冷感タオルを巻き、日傘を差して下校する児童=1日午後3時48分、揖斐郡揖斐川町三輪
コーヒーカップが乗った台車を窯から引き出す伊藤貴範さん=1日午前11時51分、多治見市星ケ台、丸朝製陶所

 岐阜県多治見市で今年初の最高気温40・0度を記録するなど、県内の多くの地点で今年一番の猛暑日となった1日。岐阜市では涼菓を求めて汗を拭いながらお客が列をつくったほか、多治見市では温度計の表示を撮影しようと集まる人の姿も。異例の猛暑に見舞われた各地の表情を追った。

 午前11時34分 岐阜市伊奈波通のたい焼きの老舗「福丸」は、昼時にもかかわらず、夏の人気商品かき氷を買い求める人で行列ができていた。午前11時のオープン時点で店内の温度計は41度を超えており、熱中症の危険があるためたい焼きを焼くのは断念。店主の男性は「7月でたい焼きを作るのを諦めたのは今回が初めてです」と驚いていた。岐阜市の最高気温は今年最高の38・4度だった。

 午前11時48分 多治見市星ケ台の丸朝製陶所では窯出し作業があった。窯の中は400度ほどあるといい、伊藤貴範さん(51)が分厚い扉を開けると、熱気が立ち込めて辺りの温度は一気に8度上がり、44度になった。伊藤さんは熱から身を守るため、革手袋と厚手のタオル姿。「暑さには慣れています」と語る伊藤さんの額から、汗が滝のように吹き出した。

 午後2時15分 多治見市のJR多治見駅北、虎渓用水広場にある噴水は水遊びの親子連れの姿が見られた。2歳の娘を遊ばせていた母親(25)は「夏バテが心配だけど、よく遊んでぐっすり寝てほしい」と話し、自らの汗を拭った。

 午後2時46分 JR多治見駅南の温度計は39・7度を表示。通りがかった男性(91)=可児市桜ケ丘=は「どうせなら40度になってほしい」と、節目をその目で見ようと立ち止まった。報道陣が続々と集まっており、スマートフォンを手にした市民も立ち止まって温度計を撮影していた。

 午後3時48分 西濃地域も猛暑となった。揖斐郡揖斐川町は今年最高の39・4度に。揖斐小学校では、児童がマスクを外し、暑さ対策として首に冷感タオルを巻いたり、日傘を差したりして家へと急いだ。