池の周りを歩いて撮影ポイント探し

 池の周りにはモミジが植わっており、盛夏に向けて深緑が楽しめる。小高くなっている根道神社の脇の参道から見下ろすように池を撮影してみた。緑のモミジの枠に池が写り、コイがすいすいと泳ぐ写真を撮ることができた。秋には紅葉のフレームに収められるだろう。

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参道から見下ろして撮影したモネの池。手前にモミジが映る

 SNSでは色の鮮やかさを変える「彩度」を高めた写真が多く投稿されている。肉眼で見た感じはどうなのか、デジタル一眼レフカメラを用いて、晴れの日と曇りの日でそれぞれ見え方に忠実になるように撮影した。

晴れた日のモネの池。透明度が高く見える
曇りの日のモネの池。濃い緑色に見える。

 晴れの日は泳ぐコイの陰が水底に映った透明度の高い写真、曇りの日は深いエメラルドグリーンの池の写真が撮れた。どちらも幻想的だ。

観光客増加で池の危機も 住民が立ち上がる

 年間数十万人が訪れるモネの池だが、異変が起きていた。5年ほど前から観光客の増加が原因で遊歩道が地盤沈下したという。「ここ、元は同じ高さだったんですよ」と地面を指さす久江さん。神社参道のコンクリートと、土の地面で数センチの段差ができている。観光客がつまずいて転んだり、土が池に流れ込み透き通った水がよどむ懸念があったという。そこで2年前、自治会内の連絡協議会が主体となって改修工事に着手。遊歩道のうち地盤が弱い区間を板張りにした。企業の寄付金や観光客が寄せた協力金を活用し、完成した。

訪れた人が踏み締めて沈下した地面

 今も、協力金の募金箱は池のほとりに設置してあり、池の西側の散策路や車いす専用駐車場を整備したいと考えているという。奇跡の絶景を守るため、次に訪れる人の安全のためにも協力したい。

 

 

 

亀山 大樹(かめやま・だいき) 2013年入社。中濃総局、ひだ高山総局、羽島支局、写真・遊軍を経てデジタル報道部。映像の力を感じる日々。学生時代、ブラジルに留学し邦字新聞社で研修するも、今となってはポルトガル語で「ビールをください」しか言えない。日本酒が好き。