関西(近畿)と接し、県境の〝ちょい先〟で手軽に関西の味を楽しめる岐阜県。その県境グルメリポートは8月に伝えたが、この秋にまた新たな関西限定商品が登場したらしい。コンビニエンスストア「セブン‐イレブン」のサンドイッチ「白バラ牛乳を使ったホイップだけサンド」だ。同店が一部地域で販売するホイップだけサンドシリーズの一つで、鳥取県の「白バラ牛乳」を使ったサンドは関西だけ。それでも岐阜県からは、関西の奥深く大阪まで行かなくても関ケ原町の西隣、滋賀県米原市の店舗まで行けば手に入る手軽さだ。
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岐阜県では売っていない
ホイップだけサンドは、ふわふわのホイップクリーム〝だけ〟を挟んだスイーツ感覚のサンドイッチ。同店を展開するセブン‐イレブン・ジャパン(東京都)によると、今年の春、静岡県を中心に地元のローカル牛乳を使ったホイップだけサンドを発売したところ、好評に。関西や東北など一部地域でも同様の商品を扱い始めたが、各地のローカル牛乳が流通している地域を中心としたエリア限定の商品で、残念ながら2022年11月時点で、岐阜県の店舗には並んでいない。もちろん、岐阜県のローカル牛乳を使った商品もない。
県境から10分のコンビニに
そんなレアな商品を、関ケ原の〝ちょい先〟で探してみよう―ということで、関ケ原まで行ったついでに越県してみた。伊吹山ドライブウェイの入り口前を通る国道365号で滋賀県米原市に入る。そこから車で10分ほど。伊吹山を一望する米原市春照にセブン‐イレブン伊吹春照店があった。
春照と書いて「すいじょう」と読むそうで、明治の頃、鉄道の春照駅がこの地区にあった。岐阜県では、1883(明治16)年の長浜―関ケ原間の開通で関ケ原駅ができたことに鉄道の歴史が始まるが、後に米原ルートに変わり、廃止になった駅の一つがこの春照駅だ。
「白バラコーヒー」は関西定番
サンドイッチの棚を見ると、確かにホイップだけサンドがあった。大阪府枚方市で製造されているようだ。白バラ牛乳は、鳥取県琴浦町の大山乳業農業協同組合の牛乳で、そのコーヒー牛乳「白バラコーヒー」は関西のコンビニには必ずといっていいほど置かれている定番商品だが、この米原の店舗にも当然のように白バラコーヒーがあった。
同組合によると、この白バラコーヒー、関西では定番だが、岐阜県内では関西(和歌山)発のスーパーマーケット「オークワ」の店舗か、東海コープの宅配ぐらいだという。県境からわずか10分の距離でこの差である。
米原の人にとっては当たり前でも、岐阜県民には土産物になるような商品。白バラ牛乳を使ったホイップだけサンドに加えて、白バラコーヒーも購入した。一口ほお張ると、ふわふわのホイップクリームがやさしくとろける。「ホイップだけサンド」どころか、「ホイップだけ」でもいいかもしれない。
岐阜の牛乳使った「だけサンド」も?
セブン‐イレブン・ジャパンによると、地域のローカル牛乳を使ったホイップだけサンドシリーズは好評といい、「(現在の)エリア以外でもお客さまのニーズや声があれば検討していきたい」としている。ならば、酪農が盛んで名の知れたローカル牛乳がたくさんある岐阜県。ニーズ次第で実現の可能性はありそうだ。









