羽を広げられて採血を受ける鵜=岐阜市長良、杉山雅彦鵜匠代表宅

 岐阜市の長良川鵜飼の閉幕を受け、鵜の健康状態を確認する検診が21日、市内の鵜匠宅で行われた。103羽全てに伝染病のワクチンを接種したほか、一部の鵜は血液検査のための採血をした。

 検診は鵜飼の開幕前と閉幕後に毎年実施。この日は、県中央家畜保健衛生所と市畜産課の獣医師らが鵜匠6人の家を回った。杉山雅彦鵜匠代表(61)=同市長良=方では22羽が検診を受け、獣医師が脚の肉にワクチンを接種したり、羽の血管から血液を採ったりした。杉山代表は「ウーウー」と鳴いて羽をばたつかせる鵜に対し、「これこれ」と諭しながら首元をもんだりさすったりした。

 今季は新型コロナウイルスと大雨の影響で、鵜飼の中止日数は90日と過去最多となった。杉山代表は「鵜には物足りない1年だったと思う。体が少し太めな気がする」と話していた。