矢橋五郎氏の家を再現した「創業者の家」=不破郡関ケ原町、せきがはら人間村生活美術館
企業人の語り合いの場となる創業者の家の大広間=不破郡関ケ原町、せきがはら人間村生活美術館
画集などが豊富に置かれ、アートも楽しめる「カフェ・ミライ」=不破郡関ケ原町、せきがはら人間村生活美術館
関根伸夫氏作のモニュメント「虹の門」=不破郡関ケ原町、せきがはら人間村生活美術館

 岐阜県不破郡関ケ原町の「せきがはら人間村生活美術館」に、「創業者の家」と「cafe mirai(カフェ・ミライ)」が完成、運用が始まった。創業者の家は、関ケ原石材、関ケ原製作所の創業者・矢橋五郎氏を顕彰し、企業人たちが語り合うサロン。カフェ・ミライは、客をもてなすことが好きだった五郎氏の息子政明氏をイメージし、アート本を楽しみながらこだわりのカフェメニューを味わえる。

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 同美術館は、関ケ原製作所の本社一帯、約13万平方メートルの敷地に広がるアート、仕事、歴史(関ケ原古戦場)、憩いの場が混然となった生活文化空間。五郎氏の息子で、政明氏の弟である同社相談役の矢橋昭三郎さん(82)は「利益追求でない、人間の生活を高める会社理念『人間村』の具現化へまた一歩近づいた」と喜ぶ。

 2施設は、同美術館の北西に位置し、隣り合って建てられた。創業者の家は、五郎氏が実際に住んでいた木造平屋を再現。主に企業トップたちを招くサロンとして使う。室内には矢橋家家訓が掲げられ、長机と掘りごたつ式の座席を備えた大広間がある。商談の枠を超え、広く世界や日本について語り合う場となる。

 「カフェ・ミライ」は、木造2階建て、34席。店内には画集などの美術本が多数そろっており、コーヒーやスイーツを味わいながらアートに触れるひとときを過ごせる。同美術館の西に元々あったカフェ・ミライは「未来食堂」に衣替えした。

 また、芝生広場には新たに現代美術家・関根伸夫氏作のモニュメント「虹の門」を設置した。矢橋さんは「創業者の家と次世代技術の研究を行う『ものづくり道場(仮称、来年完成予定)』を結んだ中間点に置いた。会社の原点と未来を結ぶ"虹の懸け橋"の意味合いがある」と話す。

 カフェ・ミライの営業は毎週水~土曜日。