特別養護老人ホームラックは今年2月、施設内にガラス張りの面会室を新設しました。道路に面した専用の出入り口も設置したため、家族らは施設内を通ることなく面会室に入ることができます。

ガラス張りの面会室を新設したことで、家族は感染症拡大時期でも安心して利用者に会いに来ることが可能になった=安八郡神戸町北一色、ラック

 ラックではコロナ禍はもちろん、インフルエンザの感染者数が増える時期も家族の面会を中止してきたため、時期を問わず、施設を訪問できる状況を作ろうと設置を決めました。当面は予約制で、週3回、一日最大4組を受け入れます。利用者は約70人いることから、月1回は会いにきてもらえるという計算です。

 ラックの小島隆之介施設長は「新型コロナが5類に引き下げられても施設側が感染防止対策を続けていくことには変わりありません。引き下げ後、家族に『どうして未だに面会ができないのか』という歯がゆい思いをさせないための設置。面会室で安心して家族の時間を過ごしていただきたい」と話しています。