外部講師招き、最新の介護学ぶ 善心会(安八郡神戸町)

 数年前に「常識」だと言われていたことが、今では違った-。これは介護の世界でもあり得る話で、ベテラン職員が若い頃に大学や専門学校で学んだ介護の手法が、今でも当時と同じように大学や専門学校で教えられているとは限りません。また、長く働く中で自己流のやり方になってしまう方もいるのが現状です。

ベテラン職員も新人職員も一緒になって、講師の小森敏雄さんから最新の介助を学んだ「小森塾」

 安八郡神戸町で特別養護老人ホーム「ラック」や地域密着型複合施設「りんどう」を運営する善心会では「ベテランになればなるほど、昔の知識で介護をしているケースがあり、学校で介護を学んできた新卒の職員とズレが生じることがある。知識のアップデートができる機会が必要なのでは」と、2023年度からフリーランス介護講師の小森敏雄さんを招いた研修「小森塾」を始めました。

 研修は、リーダー向け、全職員向けの計8回実施。勤務などの都合で参加できなかった職員は後日、動画で学ぶことができるようにしました。各回30人ほどが参加し、自立支援や尊厳の保持などの介護の本質について改めて考えたり強いチームを作るためのコツを学んだり、実技を交えながら離床介助をするときの身体の使い方を学んで腰痛予防につなげられるようにしたりと多くのことを見つめ直す最良な機会となりました。

 参加した職員からは「長く介護の仕事をしているけれど、新しく知ったこと、アップデートできたことも多く勉強になった。根拠を元に、これからのケアや新人教育に生かしていきたい」などと前向きな声が上がっています。