やりがい聞いてみました

木村さん(特別養護老人ホームゴールドライフ大東・大垣市)

医療・福祉に関する知識に基づいたエステ「ソシオエステティック」の認定資格を取得した木村さん。勉強したことで、利用者の表情をよりしっかりと観察できるようになったと手応えを感じている=大垣市東前、ゴールドライフ大東

―介護職員になったきっかけは。

中学生のとき、曾祖母が特別養護老人ホームに入っていました。そこで介護職員がてきぱきと働く様子を見て「私もこうなりたい」と思い、福祉を学べる高校に進学しました。卒業後は進学して国家資格の介護福祉士を目指すという道もありましたが、介護福祉士は働きながらでも目指すことができます。働きながら勉強する方が理解しやすいと考え、就職を選びました。この春に3年目になったところです。

―仕事のやりがいは。

利用者が笑顔で生活できるようにサポートできることです。ゴールドライフ大東では、医療・福祉に関する知識に基づいたエステ「ソシオエステティック」を行っています。以前、顔がむくんでしまった利用者がいたのですが、ソシオエステの先生がリンパマッサージをしたところ、利用者は気持ち良さそうな表情をし、むくみも引いていきました。その姿に憧れ、私もできるようになりたいと思って先生に相談したところ、医療や介護現場で働く人向けに認定資格があると聞いて目指すことにし、昨年の12月末に取得できました。これからが楽しみです。

―今後の目標は。

ソシオエステを学んだことで、これまでよりも利用者の表情をしっかりと見ながらコミュニケーションが図れるようになり、気付ける点も増えたように感じています。同じ時期に介護福祉士実務者研修という働きながら介護福祉士になるために必須の研修も受けたのですが、こちらも多くの気付きがあり、学ぶことの大切さを改めて感じました。これからも専門知識を身に付けていろんな資格を取り、「この資務があることで利用者のために何ができるか」を考えて実践できる介護職員になりたいです。