実務者研修、日本語学習、ソシオエステなどさまざま 大東福祉会(大垣市)

 大垣市の大東福祉会は、学ぶ意欲のある職員を応援する雰囲気があり、職員それぞれが目標に向かって励む姿がよく見られます。

 国家資格の介護福祉士を目指す職員のためには、必須の介護福祉士実務者研修を施設内で受けられるように2018年10月に日本総合福祉アカデミー大垣校を開設。受講時間は勤務時間としてカウントし、費用は法人負担であることから「学びやすい」と好評で、毎年複数人が受講しています。

大東福祉会で6年前から施設で行われている介護福祉士実務者研修

外国人に向けては毎週、日本語学習会を実施

 5年前からは技能実習や特定技能のベトナム人を受け入れており、これまでに7人が入職しました。これを受け、毎週月曜日に2時間ほど、地元の大学の講師を招いて日本語学習会を開いています。外国人は介護福祉士を取得できれば「介護」の在留資格で永続的な就労が可能になるため、「長く日本で頑張りたい」という夢のためには日本語の向上が必須。毎回、真剣な表情で受講しています。

外部のエステティシャンと連携してソシオエステティックの認定資格に挑戦する介護職員も応援

 他には、医療・福祉に関する知識に基づいたエステ「ソシオエステティック」を学びたい職員の応援も。10年ほど前から、認定ソシオエステティシャンの白須あけ美さんが週3回、利用者向けに施術をしているのですが、白須さんの姿に憧れを抱く介護職員もいることから、白須さんと法人が連携して、現場職員向けの認定資格「オスピタリテ認定ソシオセラピスト」の取得をサポート。昨年12月末には、法人内で第一号の合格者が現れ、その職員は「今後のケアに生かしたい」と目を輝かせています。