2回戦に向け調整するエース山田=鳴尾浜臨海公園

 全国高校野球選手権大会に出場している大垣日大は12日、おかやま山陽と対戦する13日の2回戦を前に、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園で最終調整を行った。初戦に続き先発が予想されるエース山田渓太は、15球を投げ軽めの調整。阪口慶三監督が「球に切れがあり、打者の手元で伸びている。良い感じ」とうなずく順調な仕上がりを見せた。

 山田は1回戦・近江(滋賀)戦で先発し、5回⅔を5安打2失点だった。球数は89球で、13日は中4日と休息十分。12日の打撃練習では走塁も含めて取り組むなど、メニューは軽めだが約2時間しっかりと汗をかいて万全の状態で2回戦に臨む。また、1回戦では継投で好投した矢野海翔も12日はブルペンで投げ込み、球威や制球を確かめた。

 おかやま山陽は、夏は6年ぶり2度目の出場で、日大山形に9-2で逆転勝ちした1回戦が甲子園初勝利だった。警戒すべきは、17安打を放った好調打線。山田は「どの打者も初球からどんどん振ってくる。ゴロヒットが多いイメージ」と語り、「真っすぐでファウルを取りたい。内角、外角を投げ分け、緩急も使って抑えたい」と闘志を燃やした。