福祉の現場では、利用者のため、地域のため、職員に元気いっぱいに自分らしく働いてもらうために、さまざまな工夫を凝らしています。新たな取り組みに挑む施設も多々。ニューチャレンジや自慢の取り組みをのぞいてみましょう。

モレラ岐阜で子ども向けイベント

アイマスクをして棒を持ち、手の感覚だけで長さのちがいがわかることを体感

 サンビレッジ国際医療福祉専門学校(揖斐郡池田町)や岐阜、西濃地域で福祉施設を運営する新生会は、子どもたちに医療や福祉について関心を持ってもらおうと今夏初めて、本巣市のモレラ岐阜にある情報発信拠点「岐阜新聞メディアばこ」で体験型イベント「からだのふしぎ発見!」を開きました。

 子どもたちは、同校の介護福祉、作業療法、言語聴覚の3つの学科にちなんだ7つのミッションを体験。目隠しをして2本の棒を触ってどちらが長いかを当てたり、例文を読み上げて発音の仕組みを学んだり、手足の筋肉をVR(仮想現実)上で解剖したりして、身体についての理解を深めました。

 参加した中学1年の男子生徒は「VRで筋肉について学べたのが一番おもしろく、筋肉に多くの部位があることにビックリしました」と話していました。

VR上で筋肉の複雑さを確認