国体に向けた練習試合でゴールを狙って跳躍する、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の豊島梨奈主将=高山市中山町、飛騨高山ビッグアリーナ
練習試合の前にウオーミングアップに汗を流す選手たち=名古屋市内
豊島梨奈主将にシュートを決める時の構えを見せてもらった。ボールをつかみ、手首をひねってゴールへと投げる=高山市中山町、飛騨高山ビッグアリーナ

 高山市はハンドボールが盛んな地で、同市が拠点の女子クラブチーム「飛騨高山ブラックブルズ岐阜」は象徴的存在だ。多くの人を引きつけるスピード感と迫力。「空中の格闘技」と呼ばれるハンドボールが織りなす躍動の音を聞きに、ブルズの練習会場を訪ねた。

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 ブルズは今年8月、東海ブロック大会で優勝し、7日開幕の鹿児島国体に岐阜県代表として乗り込む。ウオーミングアップ中の選手たちは、「ファイト!」という掛け声を上げながら体育館を駆ける。8日には初戦を控えており、練習もいよいよ大詰め。選手たちの声にも気合がみなぎる。

 選手たちは国体に向けて練習試合に臨んでいた。ハンドボールは攻守切り替わりからの展開が速い。主導権が変わり、選手が一斉に走り出す音が盛り上がるように響く。跳躍しながら放たれた速球をキーパーがはじく音や、防御にはばまれた選手が体を床に打ちつける鈍い音も印象的だ。豊島梨奈主将(26)は試合後、「ハンドボールは走る、跳ぶ、投げるというスポーツの醍醐味(だいごみ)が詰まっている競技」と語り、汗を拭った。


【memo】
 高山市にハンドボールが根付いたきっかけは1965年の岐阜国体。同市にハンドボール競技会場が置かれたことから、市が中学校の授業や部活動に取り入れるなど普及活動を進めて市内に広がった。ブルズは2013年、社会人チーム「HC高山」を母体に発足し、日本ハンドボールリーグに参戦している。