岐阜県の大垣駅と樽見駅(本巣市)を結ぶ樽見鉄道。11月下旬の休日、イベントにあわせ乗ってきました。根尾川に沿った渓谷の紅葉を見ながら30分ほどの旅でした。

 やってきたのは織部駅。イベントの集合場所は本巣市の道の駅「織部の里もとす」でした。70人ほどの参加者が集まりました。すぐ隣の織部駅に移動すると、午前9時41分発の樽見駅行きの列車がやってきました。

樽見駅へ向かう樽見鉄道の列車。先頭がハイモ330-701=織部駅

 やってきた列車は、ハイモ330の2両編成、前の1両は今回のイベントにあわせた団体向けです。団体用となっている車両は、観光列車「ねおがわ」向けに改装された車両、ハイモ330-701でした。ハイモ330は、樽見鉄道の気動車としては第3世代に相当します。最初の1両が登場したのは2010年。15年、18年と追加で登場した、比較的新しい車両です。

鮎の形をしたつり手

 ハイモ330-701は17年秋の観光列車運行開始にあわせて改装されました。樽見鉄道の通常塗装は、水色に白と赤の帯が入る塗装。この色をベースに、白帯の部分が銀色となっているのが外観の特徴です。車内では、つり手が鮎の形をしているのが目を引きます。沿線を流れる清流・根尾川をイメージしたもの。...