
前職は○○!転職で福祉の道へ
福祉の仕事を始めるのに遅すぎることはありません。別の仕事をした後に縁あって福祉の道に飛び込み、新鮮な毎日を送っている方に話を伺いました。
前職は警察官の山根さん(大東グループホーム 大垣市)
10月に介護職員になったばかりです。前職は警察官で、交番や留置所、警務課などを担当していました。退職後に近くのハローワークへ相談に行ったところ、介護職と大東福祉会の施設見学を勧められました。今後、高齢化が進んでいくことは明らかです。これからは介護現場で人のためになりたいという気持ちになり、グループホームへの就職を決めました。
年を重ねてから新たな業種で働くことへの不安はそこまでありませんでした。これまでも年下の上司はいましたから、その点も気になりません。自分の経験値が高い分野であれば対立することもあるかもしれませんが、介護は新たな世界ですから教わることばかりです。
グループホームには食事やトイレの介助が必要ない方もいらっしゃいますから、そういった方との関わりは、お客さま対応の延長のようなイメージを持っていました。実際に働き始めてみると、介護職員の「利用者のために」という気持ちの強さは想像以上で、お客さま対応の比ではないことに気付きました。意思を尊重して寄り添っていることが伝わってきます。利用者が不穏になっている時の間の取り方、声の掛け方も参考になっています。
利用者に季節の移り変わりを感じてもらおうと、折り紙でサンタクロースなどを作って飾り付けをすることもあります。折り紙をするのは数十年ぶりでした。仕事の合間に時間を見つけて慣れないことをすることは大変ですが新鮮です。利用者の皆さんに快適に過ごしていただけるよう力を付けていければと思います。









