岐阜市長選立候補予定者(右から)柴橋正直氏、丹原美穂氏、黒岩潤氏、中根理記氏

 任期満了(2月23日)に伴う岐阜市長選は30日告示され、2月6日投票、即日開票される。再選を目指す無所属現職の柴橋正直氏(42)=自民、立憲民主、公明、国民民主推薦=と、いずれも無所属新人の市民団体代表丹原美穂氏(67)、会社経営黒岩潤氏(41)、尺八奏者の中根理記(まさのり)氏(73)の4人が立候補を表明しており、現職に新人3人が挑む構図だ。

 柴橋氏は、JR岐阜駅前の再開発や名鉄高架化事業といった中心市街地の基盤づくりで4年間の実績をアピール。「積年の課題が動いている。変化を感じられる次の4年にしたい」と訴える。新型コロナウイルス「第6波」さなかの選挙となり、自身は街頭演説など人を集めた活動に加わらず、オンラインで政策を伝える。後援会組織のほか与野党相乗りで推薦を受けており、盤石の態勢を敷く。

 丹原氏は、柴橋市政を「市街地再開発など目に見えるところばかりにお金を使っている」と批判し、「人を救うための政治をしたい」と主張する。共産党と共産系グループから支援を得て、知名度向上と政策の浸透を目的に、街頭演説を精力的にこなす。

 黒岩氏は教育と経済、観光を三つの柱に掲げ、特に経済分野では中心市街地の活性化を重要視する。中根氏は長良川鵜飼の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指す方針を示す。

 市議補選(欠員1)も同日程で行われる。自民元職1人と新人1人が事前審査を受けた。

 立候補の届け出は30日午前8時30分から午後5時まで、岐阜市役所で受け付ける。

◆黒岩氏、中根氏 立候補を表明

 30日に告示される岐阜市長選(2月6日投開票)で、会社経営の新人黒岩潤氏(41)=同市長良雄総=、尺八奏者の新人中根理記氏(73)=同市加野=が28日、いずれも無所属で立候補すると表明した。

 市内で別々に記者会見し、黒岩氏は「スタートアップビジネスを支援し若者に投資して、岐阜市を面白いまちにしていきたい」と意欲を示した。出馬表明が告示直前になったことについて「(現職と比べて)圧倒的不利な中、戦略的にベストなタイミングだと感じた」と語った。

 中根氏の市長選への挑戦は2018年の前回に続き、2回目。長良川鵜飼の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録や、尺八の呼吸法で飛沫(ひまつ)感染を防ぐ独自の新型コロナウイルス対策を掲げた。告示直前の立候補表明について「ここ数日間、オミクロン株が異常なスピードで県内を襲っている状況を見て、居ても立ってもいられなくなった」と述べた。

 黒岩氏は加茂郡八百津町出身で、加茂高を経て金沢大中退。行政書士と土地家屋調査士の資格を持つ。中根氏は岐阜市出身で、岐阜高を経て岐阜大大学院農学研究科修了。尺八講師もしている。