雨だれや汚れが付着した修復前のマルゾッコ像=岐阜市山県岩南、ウッドストン山田石商
衣笠文彦さん(右)の手で修復され移設された「マルゾッコ像」=岐阜市役所

岐阜市役所正面玄関前に25日、ブロンズ製ライオン像「マルゾッコ像」が移設された。40年前に同市の姉妹都市イタリア・フィレンツェ市から寄贈され旧庁舎前に設置されていたもの。修復され本来の輝きを取り戻した姿は、3月2日の除幕式でお披露目される。

 

 マルゾッコ像は高さ1・39メートル、幅0・38メートル、奥行き0・50メートル、重さ110キロで、ルネサンス初期の彫刻家ドナテッロの作品の複製。1982年3月に友好親善のシンボルとして贈られ、旧庁舎のバス停前に設置されていた。

 修復は岐阜市の彫刻家衣笠文彦さん(67)が担当。40年間雨ざらしで付着したさびや粉じん汚れを1カ月半かけて手作業で落とし、根気よく磨き上げた。

 マルゾッコ像はクレーンでつり上げられ、台座に固定された。衣笠さんは「ライオンの顔は触るうちにどんどん男前になり、ドナテッロの偉大さが分かった。県都の玄関口にふさわしい」と誇らしげに話した。