今冬からルールが大きく変わる「青春18きっぷ」。有効期間が、使用開始日から連続する3日間または5日間となります。今冬の利用期間が始まる12月10日を前に、机上で使い方を2案考えてみました。
▽行けるところまで限界旅行
机上の空論なので、行けるところまで行ってみましょう。北へ向かいます。岐阜を朝一番に出て、東京経由で北上するルートを考えてみます。北海道、しかも北端の稚内を目指しましょう。
岐阜からすぐ北上して信州や北陸を目指すルートは、「青春18きっぷ」だけではたどれません。
北陸新幹線開業により、平行在来線となる北陸線や信越線が第三セクター鉄道になりました。JR線ではないため、基本的に「青春18きっぷ」は使えません。
関東から新潟に出て日本海側をたどるルート、東北線を盛岡付近まで北上して内陸をたどるルートが考えられます。東北線も、東北新幹線の延伸で盛岡から青森までの区間が第三セクター鉄道になりました。
時刻表を見ながら調べると、岐阜駅から4日で北海道の稚内までたどり着くことができました。
乗り継ぎ案は画像で示します。12月10日出発と仮定しています。
初日は岐阜駅から始発列車で東京方面へ向かい、信越線で新潟方面に抜けるルート。高崎までは問題なく乗り継ぎができますが、群馬と新潟の県境越え区間となる水上-越後湯沢間では列車の本数が限られます。この案では、新潟県内で車窓は楽しめません。羽越線の村上駅(新潟県)まで1日で行けることになります。
2日目は、日本海側を北上。夕方の4時ごろに青森市まで到達可能です。
ここで登場するのが「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」。北海道新幹線の新青森駅-木古内駅間と、道南いさりび鉄道線の木古内駅-五稜郭駅間を利用できるというもの。「オプション券」の名前の通り、青春18きっぷを持っていないと利用できません。片道4500円。
2日目は、北海道に上陸できました。函館で一泊。少し先に進むこともできるのですが、ここまでにします。
3日目。始発で出発・・・と言いたいところですが、函館駅発8時18分と、ややゆっくり。実は、函館線の長万部駅から先で接続する普通列車がありません。...