27日に岐阜県教育委員会が公表した県内公立高校への進路希望状況では、岐阜、岐阜北、加納、各務原西など都市部の全日制普通科が高倍率だった。

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 普通科では、岐阜は定員360人に対し希望者が467人で1・30倍、岐阜北は320人に対し440人で1・38倍、加納は280人に対し337人で1・20倍、各務原西は240人に対し339人で1・41倍となった。

 そのほかの普通科では長良、岐山、大垣北、大垣東、大垣西、多治見北などで1倍を超えた。

 普通科以外では、岐南工業の自動車工学が1・38倍、岐阜農林の流通科学が1・53倍、岐阜工業の建設・デザイン工学科群1・54倍、大垣桜の食物が1・55倍と、定員に対し希望者が大幅に上回った。

 調査は今年3月卒業予定の県内の国公立中学校、義務教育学校、特別支援学校中学部に通う生徒を対象に今年1月に実施した。

 全日制の平均倍率は0・96倍で、現在の入試制度になった2013年度入試以降、過去最低となった。

 県内の公立高校への進学希望者は1万2832人。全日制が定員1万2885人に対して希望者1万2357人で0・96倍、定時制は定員740人に対して希望者377人で0・51倍、通信制は定員320人に対して希望者98人で0・31倍だった。

 県教育委員会はホームページで2月6日まで、各校の定員や希望者数、倍率を公表している。