【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は29日、紛争解決や平和構築分野で女性参画を進める「女性・平和・安全保障(WPS)」に関する事業を国防総省内で廃止すると発表した。WPSについて「フェミニストや左翼活動家が推進してきた」と一方的に主張した。
ヘグセス氏はSNSへの投稿で、WPSが軍の司令官や部隊に過度な負担を強いており「戦争という主任務への集中力を失わせる」と訴えた。
日米両国は2024年7月の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)や、オーストラリア、インドを加えた4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合でWPSの重要性を確認していた。