2025年4月30日(水)発売

『愛知怪談』書影
株式会社竹書房(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:宮田 純孝)は、島田尚幸/赤井千晴/岩里藁人/内浦有美/加上鈴子/御於紗馬 著『愛知怪談』を2025年4月30日(水)に発売致します。
<あらすじ・内容紹介>
「三河」の奇「尾張」の妖
土地の歴史を紐解きいつもの街を行けば、今も息づく怪と不思議に巡り合う――
【豊橋市】本坂峠の口裂け女
【豊田市】伊世賀美隧道の恐怖
【東栄町】花祭の山の禁忌
【名古屋市】すっぽんの祟り
【名古屋市】八事霊園の幽霊の墓
【名古屋市】軍需工場跡地の怪
【一宮市】輪くぐり神事と人魂
【知多郡】みさきの託宣と妖狐
天狗もいれば、河童もいる。
トンネルは異界と繋がり、街中でもふとこの世ならざるものとすれ違う。
五つの首が埋まる地で起きる不可思議な道惑い…「五人櫃」(新城市)
夜空に目撃された幻の豪華飛行船…「うつろ舟」(東三河)
心霊スポットとして名高いトンネル。怖いのは中より入口の…「伊世賀美隧道の小屋」(豊田市)
熱田空襲のあった地で今なお聞こえる声…「軍需工場」(名古屋市熱田区)
雑居ビルの2階トイレが使用禁止の理由…「指」(名古屋市中区)
舟を惑わす木曽川のお富岩の真相…「怪談を殺す話」(犬山市)
他、江戸時代の文献から現代の目撃譚・体験談まで、
地元ゆかりの著者陣が丹念に拾い集めて綴った愛知のご当地怪談全58話収録。
<担当編集よりコメント>
町名や橋の名前に隠された因果。
地域の伝承や歴史を遡り、その由来を紐解くことで見えてくる〈怪〉は深くて怖い。
まさにご当地怪談の醍醐味のひとつです。
東三河、西三河、尾張とそれぞれの歴史と風土を持つ愛知県のご当地怪談は地域ごとの趣があり、その違いを比べるのも怖楽しいです。
県内の方にはぜひ地元再発見を、県外の方も愛知の怪談的魅力をゾクゾクしながら味わっていただきたいです。
<特典情報>
本書未収録の内浦有美先生書き下ろしの短編を収録した、ここでしか読めない限定特典ペーパーを、精文館書店にて配布。

精文館書店限定特典
※配布状況は各店舗にお問い合わせください。
※配布開始時期および、配布方法に関しましては、店舗によって異なります。
※在庫が無くなり次第終了となります。
<書誌情報>

『愛知怪談』書影
タイトル:『愛知怪談』
著者:島田尚幸/赤井千晴/岩里藁人/内浦有美/加上鈴子/御於紗馬
◆発売日:2025年4月30日
◆仕様:文庫/288ページ
◆予価:840円+税
https://www.takeshobo.co.jp/book/b10123423.html
<作家情報>
島田尚幸(しまだ・なおゆき)
妖怪文化研究家・あいち妖怪保存会共同代表。名古屋市生まれ。怪異・妖怪をキーワードに、地域文化や文芸を知る・学ぶ・楽しむための活動を行う。共著書に『愛知妖怪事典』(あいち妖怪保存会編著 一柳書房/2016)ほか。
赤井千晴(あかい・ちはる)
愛知県新城市在住。物心つく前から水木しげるの妖怪を愛し、自らも怪異を描くように。2006年から実話怪談風の紙芝居「怪奇紙芝居」を発表。
岩里藁人(いわさと・わらじ)
愛知県名古屋市生、現在はその近郊在住。2007年に参加したビーケーワン怪談大賞がきっかけとなり、怪談に筆を染める。本業はイラスト方面。
内浦有美(うちうら・ゆみ)
愛知県豊橋市出身。ばったり堂代表。主な著作に『豊橋妖怪百物語』(豊川堂)、『豊橋・田原 民話地図・民話掲載一覧全300話』(東三河民話保存会発行)など。
加上鈴子(かがみ・りんこ)
三重県民ながら大学は愛知県。妖怪や怪談に惹かれ、ふるさと怪談トークライブin名古屋のスタッフ等を経て、お誘い頂き、執筆に至る。
御於紗馬(みお・しょうま)
名古屋市在住。『てのひら怪談 庚寅』に「苦断」、『てのひら怪談 辛卯』に「くだん抄」の他、『みちのく怪談コンテスト傑作選 2011』に作品収録。
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