各国で災害の救援活動や復興支援に当たる国際協力機構(JICA)の原昌平理事が30日までに訪問先のネパールの首都カトマンズで共同通信の取材に応じた。事前の防災への投資で災害リスクを減らすことが重要だとの認識を示し「現場の状況を見て、過剰投資にならないよう何が解なのかを探したい」と語った。
ネパールでは2015年4月に約9千人が死亡する大地震があった。JICAは緊急援助隊の派遣など支援に携わっている。
原氏は災害を繰り返さないため、強靱なインフラを次の災害前に造るとの概念「ビルド・バック・ベター(より良い復興)」が支援方針の柱だと説明した。(カトマンズ共同)