【イスラマバード、ニューヨーク共同】パキスタンのシャリフ首相は5日、国連のグテレス事務総長との電話会談で、4月のテロ後に対立が激化したインドを「挑発的で戦争をあおり続けている」と非難した。グテレス氏はニューヨークの国連本部で記者団に、核保有国であるパキスタン、インド両国の「最大限の自制と瀬戸際からの一歩後退が必要だ」と訴えた。
シャリフ氏は、主権と領土を守る決意を強調した。グテレス氏は、緊張緩和に向けて自身が仲介役を担うと申し出た。
非常任理事国パキスタンの要請を受け、国連安全保障理事会も5日、両国の緊張激化を協議する会合を非公開で開いた。